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セラック RS LTF/EN-B.mid, Light weight 自由を楽しむ超軽量オールラウンドウイング!
多目的な翼は自由への扉を開くきっかけになります。 - セラックRS は、アドベンチャーへ挑むために必要なすべてをカバーする多目的で汎用性に優れた真のオールラウンダーです。
スイングは、ハイカー、登山家、探検家、冒険家、またはシンプルにアウトドアが好きで、友人や家族と一緒に一日を柔軟に過ごしたいパラグライダーパイロットのためにセラックRS を開発しました。
3キロから始まるキャノピーの重量と、この超軽量ミッドB クラスウイングは、アドベンチャーを楽しむパイロットが、飛びたい時に、いつでもどこでも自由にフライトするために必要なすべてを備えています。とくに、とても良いパフォーマンス、優れたサーマルでの上昇性能に、取り扱いやすいハンドリングがバランスよく調和しています。これらは、スイングの特許取得済みラスト(RAST)システムにより実現しました。このラストシステムは受動的な安全性を高めるだけではなく、セラックRS に性能や剛性を高めるためにセル数を多くすることなく、必要十分な剛性をもたらし、オールラウンドパラグライダーに求められるすべての要素がぎゅっとコンパクトにまとめられています。大きな荷重のかかる部分にはより頑丈なマテリアルを、少ない荷重のところにはハイテクな超軽量マテリアルをというように最適な配置とし、セラックRS を普段のフライトに求められる耐久性を失うことなく、機体重量とパッキングボリュームを最小限となるようにしています。
セラックRS は、ツアー&トリップ、ハイク& フライ、ソアリング、クロスカントリー、またシンプルに普段のエリアで夕方にリラックスしてアーベントテルミックを楽しむなど、飛びたいと思うどんなシチュエーションでも最高にいい感じで、思いきり楽しめるすべての要素を備える理想的なパートナーです。
セラックRS は、ミッドB クラスの取り扱いのやさしいパラグライダーです。オールラウンドで多目的に使えるため、安全を最優先に様々なことにチャレンジしたいパイロットに適しています。
環境や法規制が許される場合は、NP 証レベルのスクールの終了が近い段階でもハイク& フライ志向での使用も可能です。
トレーニング:60%
サーマル&ファンフライト:100%
ハイク& フライ 100%
ラスト(RAST®)を搭載したパラグライダーでは、キャノピー内部は飛行方向に交差する方向のファブリックパネルによって前後二つのセクションに分割され、そのファブリックパネルの上面側と下面側はエアーが流入できる構造です。後部セクションの空気圧が高まると、そのファブリックパネルはエアーの逆流を抑えるバルブとして働き、キャノピー内部の空気の流入量と圧力を最適にコントロールしています。
ラストを使用することで、パラグライダーキャノピー内部の空気圧は場面に応じて最適にコントロールされます。エアーを取り込んでいくテイクオフの場面や、乱気流によって翼が潰されるようなエアーの流出が起こる場合の両方で効果を発揮するのです。例えば、キャノピーが潰された場合には、(翼後部の)バッファーセクションが変形することによってエネルギーを吸収する一方で、(翼後部の)コアセクションの空気圧は保たれ、急旋回を引き起こすような大きな翼の崩壊が起こりません。さらに、ラストは、フライト中の快適性を高めるため、リーディング~トレーリングエッジまでの翼全体のテンションを最適にするサポートとしても機能しています。ラストは、プロファイルの高さいっぱいにリブ全高に接続しているため、がっちりとリブを支え、固い翼を形成します。様々な補強材や固くするための複雑な手法がありますが、ラストはそれらにとって代わる構造です。
セラックRS では、ラスト(RAST®) を次の特性を持たせるため、さらに最適化しています。
セラックRS をデザインする上での新しいアプローチのひとつに、翼内部に使用するコンポーネント(斜めのリブなどの構造物)の点数を大幅に減らすという取り組みをしています。これは、ラインジオメトリを最適化し、ラスト(RAST)システムの位置決めによって、補強テープと斜めのリブテープの組み合わせを革新的な方法をとることで可能となりました。
そして、耐久性に高い重点を置いたデザインとなりました。例えば、より多くの荷重が加わるリーディングエッジのトップセイルには、キャノピーの他の部分よりも強いベース生地を持つパラグライダーナイロンクロスを配置し、荷重をコントロールしています。また低伸張マテリアルをプロファイルと荷重の集中する部分に配置し最適化することで、EN テストなどで行われる荷重の大きくかかるスパイラルテストなどでも、リブが避けてしまうなどの不可逆的なオーバーストレッチを防いでいます。
これはセラックRS が、軽量で小さなパッキングボリュームにもかかわらず、普段使いのフライトに使えるという耐久性を意味しています。
ニチノール(Nitinol) は、高強度で、温度による変化がなく、耐腐食性の形状記憶合金です。ニチノールという名前は、ニッケル・チタニウム・ナバル・オルドナンス・ラボラトリー(Nickel Titanium Naval Ordnance Laboratory) の頭文字を組み合わせたものです。この材料は医療技術でよく知られており、⾧い間スイングではパラグライダーの設計の上で重要なリーディングエッジ形状の補強材として、パラグライダーメーカーとして初めて採用し使用してきました。
セラックRS では、ニチノール補強材はナイロン管に挿入したうえで使っています。これは、メモリー合金の正の特徴( 曲げ抵抗、⾧さおよび寸法安定性) を活かしながら、断面積( 材料上面の接触面積) を増加させ、生地への負担を軽減しています。
翼後縁のバル―二ング(上下面の膨らみ)は、パラグライダーのコントロール性とブレークコードの重さに大きく影響します。そのため、セラックRS では、繰り返しテストした上でミニリブを組み合わせ、3D シェーピングを施し、バル―二ングを最小限に抑えています。
ミニリブを縫い付けるためには、通常は上面に縫い目がでてしまいますが、セラックRS ではその縫い目を内側にしています。テイクオフの地面の状態によっては、縫い目の糸を引っかけてしまい、縫い目がほつれてしまうことがありますが、縫い目を内側にしているので、地面の影響を受けてほつれてしまうことはありません。
ハーネスのカラビナにライザーを取り付ける際のミスを避けるために、ライザーのコネクションループを色分けしています。右をみどりに、左をあかとしていることで、ライザーがハーネスに正しく取り付けられているかどうかを一目で確認できます。(スイングのハーネスは、カラビナとハーネス側のコネクション部分も同様に色分けしています。)
このセラックRS にも取り入れているリーディングエッジ上面のテンションを最適にするための3D シェーピングという手法は、現代のパラグライダーの構造に不可欠な技術です。これは、翼表面のしわを減らし、エアフロ―を可能な限り滑らかにするためです。スイングではモデルや目的などに応じて3D シェーピングを、シングルまたはダブルのどちらにするか使い分けています。 スイングは、ミニリブの空気力学的効果を最大化するために、リーディングエッジの3D シェーピングのパターンを使い分け、最適化しています。
セラックRS では、最新の被服のないアラミドラインを使用しています。特別なプロドライコーティングを施しており、ラインの吸湿を-60% と減少させ、紫外線による劣化・影響を減らし、さらに汚れが付着しにくいラインとなっています。ラインは、マゼンタ、ブルーおよびオレンジと被服がありませんが、ラインチェックのしやすさや見分けやすくするために色分けしています。ラインにはある程度の硬さを持たせ、絡みにくくしています。
カラーオーダーも承ります。(\38,000税別・別途)
Serac RS | XS | S | SM | ML | L |
---|---|---|---|---|---|
LTF/EN 認証 | B | ||||
テイクオフウェイト (kg) | 55-80 | 65-90 | 75-100 | 85-110 | 95-120 |
推奨テイクオフウェイト (kg) | 60-72 | 65-85 | 75-95 | 85-105 | 95-115 |
セル数 | 42 | ||||
翼面積実測 (m²) | 20.1 | 22.3 | 24.6 | 27.0 | 29.0 |
翼面積投影 (m²) | 17.5 | 19.4 | 21.4 | 23.5 | 25.2 |
スパン実測 (m) | 10.3 | 10.8 | 11.4 | 11.9 | 12.4 |
スパン投影 (m) | 8.4 | 8.9 | 9.3 | 9.6 | 10.1 |
アスペクト比実測 | 5.30 | ||||
アスペクト比投影 | 4.10 | 4.10 | 4.05 | 4.05 | 4.05 |
機体重量 (kg) | 3.0 | 3.3 | 3.6 | 3.8 | 4.0 |
定価 | \660,000 | ||||
本体価格 | \600,000 |