Arcus2RS

アルカス 2 RS LTF/EN-B.mid 背伸びすることなく、ワンランク上のフライトを!

Arcus2RS

背伸びすることなく、ワンランク上のフライトを! … これがまさにアルカス2 RS を開発する上でのスイングの目標でした。アルカス2RS は、非常に成功し、実績のある二オスRS の開発経験を生かしています。アスペクト比を小さくし、新しい弾力性のある素材をミックスし、細部にまでこだわり抜いて、完璧なデザインとなるまで見直し、テストフライトを繰り返し、パイロットがミッドB カテゴリーで最も快適に感じるものに仕上げました。ハイB クラスに迫る57 ものセルにより翼はエレガントなフォルムに仕上がり、見た目からすぐにその性能の高さを感じられるものの、コンパクトなアスペクトレシオに抑えたことで、フライト感覚はとても扱いやすく素直で、純粋にフライトそのものに集中して楽しむことができます。

・ ハイB クラスに迫る57 セルによる高性能なミッドB クラス
・ 耐久性と軽さを実現した最適なマテリアルの組み合わせ
・ コントロール性と快適性をより高めるRAST(ラスト)システム搭載

Arcus2RS

アルカス2 RS の対象レベル

パイロットがB クラスの翼に期待していることは、パッシブセーフティーに優れていることはもちろん、⾧年にわたりライセンスを保有しているパイロットや上のクラスからの乗り換えというパイロットが乗り換えても十分に魅力的な性能を備えていることです。アルカス2RS には期待以上にそれらを備えており、さらに抜群の快適さがプラスされています。アルカス2RS は、サーマルに入った瞬間に、二オスRS 譲りの高性能を引き継いでいることを感じることができます。とても正確でダイレクトな思い通りになる操作性と、サーマルからサーマルへの乗り移る時にも余裕のある滑空比で、その高いパフォーマンを垣間見ることができ、最高にパラグライディングを楽しむことができます。安定し落ち着いた挙動の翼と安全性を最大限に高めるために最適化されたRAST システムにより、思い切って新しいことに挑戦したくなるほど、今まで以上に飛ぶ自信を与えてくれます。

テクノロジーと機能

RAST(Ram Air Section Technology

最大限に高められたコントロール性

Arcus2RS

RAST(ラスト)を備えたパラグライダーのキャノピー内部は、飛行方向に対して交差する方向(= スパン方向)へ設けられたナイロン製のファブリックパネルが壁となって、前後方向に仕切られています。これにより、キャノピー内のエアプレッシャーをコントロールしています。

RAST(ラスト)には空気の流れをコントロールするバルブが設けられ、それぞれの部分でエアプレッシャーを最適化します。これは、テイクオフ時とフライト時の場面での両方で効果を発揮します。テイクオフ時にはコアセクション(翼後方)では圧力がかからないため、リフレックスプロファイルとなり、シューティングを起こりにくくなり、テイクオフでの安定感を高めるように機能します。フライト時には、例えば乱気流によるキャノピーの潰れがおこるような場面ではコアセクション(翼後方)の高い内圧により後縁までの大きな潰れが起こりません。

その時、バッファーセクション(翼前方)が力を逃がすように小さく変形しエネルギーを吸収します。さらにRAST(ラスト)は、リーディングエッジからトレーリングエッジまで翼の隅々までの内圧を最適にサポートし、コントロール性の向上や気流の乱れを吸収するなど、フライトの快適さを高めるよう効果を発揮します。RAST(ラスト)をプロファイルのもっとも厚みのある部分のリブに接続するように配置することで翼をより硬くすることができ、様々な形のV テープなどの補強材に代わる効果を得ることができます。

アルカス2RS、RAST( ラスト) は、次の特性を高めるよう最適化します。
  ・ 厳しい条件でも、スムースにフライトし、最高のコントロール性
  ・ 最高速度でも、高いキャノピー安定性

ニチノールワイヤー

もっとも軽く、もっともプロファイルの安定性を向上

Arcus2RS

ニチノールは高強度・耐熱性・耐腐食性をもつ、医療の分野でも用いられているニッケルとチタニウムによる形状記憶合金です。スイングは、ニチノールをリーディングエッジ形成するための補強として用いた初めてのパラグライダーメーカーであり、開発経験が豊富です。軽量であることが必要ではないパラグライダーモデルでは、ナイロンコードを補強材として使用することが一般的です。スイングでは、ナイロンコードに替えてニチノールを採用することで、より精度を高めることができる点に着目し、より正確なプロファイル(翼断面型)を形成することができました。さらに、このことでグライダー性能を⾧期間にわたり維持することができました。

ミニリブ

均質なトレーリングエッジを形成

Arcus2RS

パラグライダーの後縁でバルー二ング(リブ間の翼表面の翼内圧による膨らみ)は、性能・コントロールの重さ・ハンドリングに大きな影響を与えます。ミニリブを加えることで、後縁のリブ間隔を半分にし、より凹凸の少ない均一なトレーリングエッジとなるようバルー二ングを抑えます。ハイライト: ミニリブの縫い目はトップセール内側にしています。テイクオフなどで地面に擦れて、縫い糸が地面で引っ掛かることがなく、縫い目がつってしまうことがありません。

3D シェーピング

空力性能を最良化

Arcus2RS

3D シェーピングによるリーディングエッジ上面のテンションを均質にすることで滑らかな翼面とする構造はパラグライダーデザインの上では、今や標準的なものになっています。これは、可能な限りスムースな気流となるよう翼表面のしわをなくすためです。アルカス2RS では、ダブル3D シェーピング構造とすることで、最大限に空力性能を高めています。さらに、トレーリングエッジの空気力学的効果もより最良化するために、ミニリブにもこの最先端の技術による3D シェーピングを施しています。

カラーライザーコネクション

リスクを最小限に抑える

Arcus2RS

ハーネスにライザーを取り付ける際のミスを防ぐために、カラビナとの接続部分を色分けしています。空と海の世界標準ルールによって、右:みどり/左:あか としています。これにより、正しく接続できているかを一目で確認することができます。

Arcus2RS
Arcus2RS

カラーバリエーション

カラーオーダーも承ります。(\37,000 税別・別途)

Arcus2RS
フレーム
Arcus2RS
ライム
Arcus2RS
ナイトシェード
Arcus2RS
オーシャン

Technical Specifi cations

Arcus2RS / アルカス2RS XS S M L XL
LTF/EN認証 B
テイクオフウェイト (kg) 58 - 78 75 - 95 85 - 105 95 - 115 110 - 135
推奨テイクオフウェイト (kg) 60 - 78 80 - 95 92 - 105 102 - 115 115 - 135
セル数 57
翼面積実測(m²) 22.0 25.0 26.8 29.0 33.0
翼面積投影(m²) 18.9 21.5 23.1 25.0 28.4
スパン実測(m) 10.9 11.6 12.0 12.5 13.3
スパン投影(m) 8.9 9.1 9.7 10.0 10.5
アスペクト比実測 5.40
アスペクト比投影 4.20
機体重量 (kg) 4.4 4.8 5.1 5.4 5.8
最小沈下速度 (m/s) 1.00
トリム速度 (km/h) 38.00±1
最高速度 (km/h) 50.00±2
定価 \679,800
本体価格 \618,000