SPHERA 2 RS

FLY FAR. THEN FURTHER.

EN-C 2ライン | RAST | アスペクト比:6.9 | セル数:75 | 4.8 kg~

長距離に及ぶクロスカントリーフライトでは、心配事や気にかかることのすべて忘れ、飛ぶことだけにただ向き合いたい。
スフィラ 2 RSは、XCコンペティションレベルの本物の高性能とメンタルの負担軽減を両立させ、その日のゴールとなるラスト1キロメートルに至るまで集中力を維持・信頼できる翼です。

SPHERA 2 RS
WINNER DNA

本物のXCコンペティションパフォーマンス

純血種のXC 2ライナーモデル。高速で効率的、そして妥協を許さず、クロスカントリーフライトに特化してチューニングされています。完全に再設計されたプロファイルは、より高い翼との一体感を常に感じられ、並外れて高い安定性を実現しています。スフィラ 2 RSは、前モデルよりも軽量で、飛行感覚はより正確になり、あらゆる面で妥協を許すことなく仕上げています。さらに、このクラスとしてはイージーで直感的なハンドリングを実現:メンタルの負担を最小限とし、最大のパフォーマンスを発揮します。驚くほど軽やかに飛ぶパフォーマンスにより、翼に気を取られることなく、フライトそのものに集中できます。

MAX CONTROL

直感的なハンドリング

ダイレクトで、クリアー、そして緻密。必要なフィードバックを、正確に決して過剰には与えません。ピッチコントロールは、絶え間ない修正は不要で、コンスタントな効率性を追求して設計されています。これにより、長距離に及ぶフライトにおいて最も重要な点、すなわち戦略や戦術の実行、そしてただゴールを追求し続け、集中力を欠くことなく正確な操作に注力することができます。

SPHERA 2 RS
FLOWSTATE

フロー状態に入り、その勢いを維持

長距離に及ぶクロスカントリーフライトの成否は、パイロット自身の頭の中で決まります。スフィラ 2 RSは、何時間のフライトになってもメンタルの負担を軽減します。キャノピーのコントロールに費やす集中力を減らし、フライトそのものだけに集中することで、正しい判断を下す時間を増やします。XCでの最後のラスト数キロメートルにも全エネルギーを注ぎ込み、その日の最高のゴールを達成しましょう。

RAST

静かなるバックボーン

安定性を確保し、キャノピーからのフィードバックを本質的なものだけに絞り込みます。最大限のコントロールと最高のフライト体験を支えるバックボーンです!
「RASTは人目を引くために作られたものではありません。バックグラウンドで機能し、パイロットがフライトに完全に集中できるようにするのです。」

FLY BEYOND YOUR GOAL

ビッグデーのための設計

スフィラ 2 RSは、ビッグデーのために設計されています。

このクラスの多くの2ライナーモデルの操作は、コンスタントな注意を必要とします。しかし、スフィラ2 RSは違います。それが設計のゴールであり、パイロットのその日のゴール達成を支援する上で、この機体を際立たせる特徴となっています。大きな野心を抱き、遠くまで飛びながらも、一日の終わりに差し掛かった時にも、まだ十分に集中力を欠くことなく、最後の局面となる着地まで安全に行え、そのパイロットが無事に帰還することこそ設計のゴールなのです。

SWING UNBOUND

さらに遠くへ飛ぶためのデザイン

スフィラ 2 RSは、私たちの「SWING UNBOUND」というデザイン言語を体現しています。それは、無駄を省き、誠実で、一点に集中したものです。ラインは装飾ではなく、気流をコントロールするためにあります。必要なものは何一つ欠かしていません。途切れることなく、視覚的に焦りや不安な要素をすべて取り除いています。それらを実現した姿を、空中で感じてください。

SPHERA 2 RS

パイロットの声

「コロンビアでプロトタイプをすでに体験していましたが、ブラックフォレストでシリアル機となったスフィラ 2 RSには改めて驚かされました。明らかに速く、極めて安定しており、サーマルでのフライトも信じられないほどイージーです。私にとって、これはパフォーマンス、コントロール性、快適性が絶妙に融合した機体に感じられました。」 マティアス・ヴェルレ、SWING XCチーム

「本当に圧倒されました。これほど速くフライトしたことは初めてでした。滑空比はほぼ常に10から12の間を保ち、翼のコアはしっかりと締まっており、その間ずっと完全に安定した感覚でした。最終的には平均速度32 km/hを記録しましたが、これはこれまで一度も近づいたことのない数字です。278 kmという記録は、このエリアの記録となり、おそらくDHV-XCにおけるその日の最高スコアだったでしょう。スフィラ 2 RSが前モデルに比べ、これほど性能が向上しているとは、本当に印象的です。このグライダーをありがとう。本当に信じられないほど素晴らしい。」 ティム・フーバー、SWING XCチーム

「スフィラ 2 RSの開発にあたっては、妥協のない性能を発揮しつつ、前モデルよりもさらに簡単で直感的に操縦できるグライダーを作りたかった。まさにこの『最高の性能』と『最小限のメンタルへの負荷』の組み合わせこそが、スイングR&Dチームにとってこのグライダーを特別なものにしているのです。」 マウリツィオ・ボッテガル、スイングR&Dチーム 兼XCコンペティションパイロット

「スフィラ 2 RSの開発にあたっては、まったく新しいプロファイルをテストし、エアフローシミュレーションを用いて徹底的に検証を行いました。その結果、パフォーマンスと速度を大幅に向上させると同時に、驚くほど簡単で直感的な操作性を実現することができました。」 アレッシオ・カソッラ、スイングデザイナー

SPHERA 2 RS
SPHERA 2 RS
SPHERA 2 RS
SPHERA 2 RS
SWING UNBOUND

スフィラ 2 RS

スフィラ 2 RSは、ハイレベルな長距離フライトを行う経験豊富なXCおよびコンペティションパイロットのために開発されました。このレベルのパイロットは、最高のパフォーマンスと、わかりやすく直感的なハンドリングの両立を求めています。したがって、EN-Cクラスの確かな経験を持ち、自信に満ちたアクティブなフライトスタイルを身につけ、かつ最近パフォーマンスSIVトレーニングを修了した経験豊富なパイロットに推奨します。

第一世代のスフィアーRSと同様に、当初はスフィラ 2 RSもEN-D認証の取得を目指すXCコンペティショングライダーとして設計しました。アスペクト比6.9、セル数75という仕様にもかかわらず、最終プロトタイプのフライトがこれほどまでに扱いやすいと感じられたことは、スイング開発チームにとってさらに特筆すべき点でした。

この扱いやすさは、極端なフライト操作においても、DHVテストセンターによるフライトテストで明確に実証されています。

すべてのサイズでEN-C認証を得られましたが、その本来のDNAが変わることはありません。スフィラ 2 RSは、EN-Dクラスの高性能を備えているため、一般的なEN-Cクラスの2ライナーグライダー以上のものであり、より高性能なセグメントへ意欲的にステップアップする準備ができている経験豊富なパイロットのための、高性能な2ライナーモデルであり続けています。

そのため、従来のEN-Cクラスの2ライナーモデルの枠を超え、最高の優れたEN-Dモデルの高性能とEN-Cクラスの安全性による極めて扱いやすい操作性を両立させたいと考えるパイロットにとって、最高に魅力的なモデルとなっています。

特徴

DEVELOPMENT

ゼロから再考

スフィラ 2 RSの開発において、スイングR&Dチームは全く新しい道を歩みました。その明確な優先事項はただ一つ、紛れもないEN-DクラスであるスフィアーRSのDNAを保ちながらも、EN-Dクラス最高の性能を備える第2世代へとブレることなく進化させることでした。

数多くのエアフローシミュレーションとベンチマークを経て、スイングR&Dチームは明らかに高速で、さらに安定したプロファイルを開発しました。RASTはさらに洗練され、リブラ RSと同様に、パイロットの真上にある領域へとさらに前方に移動させました。これにより、高速時や乱気流の中でも、バランスの取れたピッチ安定性と、穏やかでコントロールしやすいフライト感覚を実現しています。

新しいプロファイルと併せて、シャークノーズの形状も空力的に最適化されました。これにより、安定した内部圧力が維持され、全速度域にわたって翼の形状安定性が保たれています。

リーディングエッジの膨らみを抑えるため、ダブル3Dシェイピングを採用しています。その結果、翼面の張り具合がよりクリーンになり、プロファイルの正確性が向上し、負荷がかかっている状態でもリーディングエッジの形状がより正確に保たれます。

ブレークは、ラインギャザリングシステムにより動作し、トレーリングエッジを意図的に成形することで、翼に正確なコントロールインプットを与えます。これにより、スフィラ 2 RSは、安定性と穏やかさを損なうことなく、コントロールインプットに対してよりダイレクトに、よりクリーンに、そしてより効率的に応答します。

RAST – 静粛なバックボーン

RASTを搭載したパラグライダーでは、キャノピー内部が飛行方向に対して垂直に走る1つまたは複数のファブリックパネル(一部にはバルブが付いているものもある)によって区切られ、異なる(圧力)セクションに分かれています。これにより、キャノピー内部の気流を制御することが可能になります。この原理は、例えば船体を区切るバルクヘッド(補強のための隔壁)に例えることができます。

RASTを使用すると、パラグライダーのキャノピー内部の気流の均衡を、所定の開口部を通じて調整することができます。これは、インフレーション時(離陸や潰れからの回復時)とデフレーション時(潰された時)の両方に適用されます。例えば、キャノピーが乱流によって引き起こされる圧力損失の状況では、コアセクション(翼後部)の内部相対圧力が上昇する一方で、バッファーセクション(翼前部)は変形を通じて流入するエネルギーを吸収します。さらに、RASTはリーディングエッジやトレーリングエッジに加えて追加の張力層として機能し、飛行の快適性に好影響を与えます。RASTはリブをプロファイルの高さ全体にわたって接続されているため、構造のバルクヘッド(補強効果)となり、この独自の構造アプローチにより、補強材や補強要素を削減、あるいは完全に置き換えることが可能となっています。(RASTを搭載することでの機体重量の増加はありません。)

スフィラのアイデアは、マウリツィオ・ボッテガル、デザイナーのアレッシオ・カソッラ、そして開発チーム全員が、RAST(=ラムエア・セクション・テクノロジー)を搭載した最新鋭の2ライナーモデルをゼロから再考したいという願いから生まれました。

スフィラ 2 RSでは、RASTがプロファイルのより前方に配置されています。それは、ピッチモーメントが飛行の快適性と性能を決定づける位置なのです。

特に高性能な2ライナーモデルにおいて、キャノピーを2つの圧力セクションに分割することは決定的な利点をもたらします。スフィラ 2 RSは、乱気流の中で高速でグライディングしているときでさえ、クリアーで穏やか、そして分かりやすい挙動を維持します。パイロットの絶え間ない注意を必要とすることなく、非常にダイレクトで正確なフィードバックを提供します。これにより、フライトそのものに集中する時間をより多く確保できます。

RASTバンドは、キャノピー内部に追加の垂直張力層を形成し、従来のリブ構造に直交して翼全体に張り渡っています。この構造的なバックボーンはパラグライダーの製造において独自のものであり、アクティブな気流の中で重要な箇所、すなわちピッチモーメント、パイロット上部の振り子安定装置、そしてキャノピー全体の結束力において、翼に正確な内圧のコントロールをもたらします。

その違いは乱気流の中で顕著に現れます。キャノピーはピッチ(縦軸)の振り子運動が抑えられます。コンパクトな形状を保ち、ロール(横軸)の動きは単に減衰されるだけでなく、穏やかで扱いやすいピッチ挙動へと変換されます。

その結果、スフィラ 2 RSは振り子運動による性能低下を最小限に抑えます。上昇気流に対してクリーンかつ常に引き込まれ、安定性の低いキャノピーが苦戦し始める状況でも、その性能を維持し続けます。

パイロットにとって、これは長時間のフライトにおいて、より高いコントロール性、修正操作の減少、そして精神的な余裕の確保を意味します。

離陸時の挙動も、新しいRASTポジションの恩恵を受けています。RASTバルブの開度を調整したことで、キャノピーの膨張がより制御され、均一に行われるようになりました。その結果、スフィラ 2 RSは他のパイロットの遥か上空へ、より容易に、より明確に、そしてより予測可能に上昇します。これは、困難な離陸時や変化する気象条件下において、明らかなメリットとなります。

RASTの真価は、キャノピーの乱流や極端な飛行状況において発揮されます。乱気流で前方のバッファーセクションが崩壊しても、後方のコアセクションがより長く圧力を維持し、崩壊を緩和します。

バルクヘッド(補強のための隔壁)は、大規模で急速な崩壊時であっても、キャノピーの完全な収縮を防ぐ役割を果たします。

その結果、高度損失の低減、潰れからのリオープンを素早くし、クラバットの抑制、そしてブレークコントロール性の向上を実現しています。

したがって、RASTはスフィラ 2 RSの「サイレント・バックボーン」、すなわち背骨そのものです。飛行特性を支配することなく、バックグラウンドで機能します。特に長時間のフライトや過酷な条件下において、安定性を高め、飛行を穏やかにし、パイロットの負担を軽減します。その結果、スフィラ 2 RSはパワフルな飛行性能を発揮するだけでなく、驚くほど効率的で、集中力を維持し、疲労を感じさせないフライトを実現します。

SPHERA 2 RS

ニチノールワイヤー – 形状安定性と堅牢性を兼備

ニチノールは、高強度で耐熱性・耐食性に優れた形状記憶合金です。「ニチノール」という名称は、「Nickel Titanium Naval Ordnance Laboratory」の頭文字をとったものです。スイングは、医療技術の分野で広く知られているこの素材を、パラグライダー製造における先端部の補強材として、長期的に採用している先駆的なメーカーのひとつです。

スフィラ 2 RSでは、ニチノール製の補強材により、常にナイフのように鋭いリーディングエッジと、プロファイルの忠実性を最大限に確保しています。上部および下部の翼面にある補強材も、このねじれ・温度・湿気に強い形状記憶合金で作られています。

そのため、キャノピーの収納や保管状態が最適でなかった場合でも、キャノピーに望ましくない変形が生じ、スフィラ 2 RSの性能が損なわれる心配はありません。

SPHERA 2 RS

エアフローアライメント2.0 – 翼表面の気流を最適化

SPHERA 2 RS

スフィラ 2 RSのプロファイルを全面的に見直しました。その目的は、翼表面の気流を最適化し空力効率を再び大幅に向上させ、それを実用的なパフォーマンスの向上、最高速度の向上、そして強力なXC競技向けDNAへと結びつけることでした。

スフィラ 2 RS専用に開発されたこのパフォーマンスプロファイルは、前縁部に二重の3Dシェイピングが施されています。これにより、エアインテークでのビローイングが低減され、より広い速度範囲にわたってプロファイルの正確性が維持されます。

リブは、翼中心から外側に向かって気流と一貫して整列しています。これにより、翼幅全体にわたってプロファイルの空力特性を可能な限り高い水準に維持します。さらに、追加されたミニリブがこの精度を後縁まで引き継ぎ、クリーンな分離を保証します。

その結果、効率と速度が向上し、トリム時だけでなく、とりわけXCや競技フライトでのアクセル使用している高速時にその性能を発揮するプロファイルが実現しました。

ニチノールシャークノーズ – フルスピードでの安定性を最大化

スフィラ 2 RSについては、CFDソフトウェアを用いて、シャークノーズのさまざまなバリエーションを組み込んだ新しいプロファイルをテストし、改良を重ねました。

その結果、空力的に最適化され、形状が安定したシャークノーズが完成し、翼内の圧力を的確に支えるようになりました。RASTとの組み合わせにより、スフィラ 2 RSは高速時や乱気流の中でも極めて安定した飛行を維持します。

「前縁は幅広い速度域で正確に機能し、翼がきれいな形状を維持するのを助けます。スピードバーを積極的に使用しているときでも、ダイレクトなフィードバックを提供し、落ち着きと効率性を保ち続けます。」

新開発のインテリジェント・ライン素材ミックス - 最高のパフォーマンスとトリム安定性を実現

スフィラ 2 RS では、特に耐久性が高く、トリム安定性に優れた構造を実現するために設計された、まったく新しいライン素材ミックスを採用しています。

メインラインとひとつめのカスケードには、トリム安定性に優れた、シース(被覆)なしのエーデルリッド社製テクノーラ・ラインを採用しています。ふたつめのカスケードには、リロス社製のシース(被覆)なしダイニーマを使用しています。この組み合わせにより、正確な力伝達、高い形状安定性、そして長時間の飛行にわたり持続するトリムが実現されます。

1.7~0.4 mmに最適化されたライン径により、空気抵抗が大幅に低減されます。これにより、細部までが重要な向かい風や乱気流下において、空力効率が向上します。

マゼンタ、ブルー、オレンジの明確なカラーコーディングにより、シースがない状態でもラインの識別や整理が容易です。また、ライン素材の高い剛性により、日常使用における結び目の発生も抑制されます。

2レベル・ライザー - リアライザーとピッチコントロールによる効果的な操作を実現

スフィラ 2 RSのライザーは、2本のメインライザーで構成されています。

分割式のAライザーは、全速度域にわたって均一な迎え角を確保し、スピードシステムと組み合わせた場合でも、簡単に「ビッグイヤ―」を行うことができます。スフィラ 2 RS専用に開発された人間工学に基づいた「Tバー」は、Bライザー上のお好みの位置に迅速かつ柔軟に固定できるため、リアライザーによるキャノピーのコントロールが容易になります。

カラーバリエーション

SPHERA 2 RS
ブルー-ゴールド
SPHERA 2 RS
サングリア-ペトロール
SPHERA 2 RS
ライム-ぺトロール

テクニカルデータ

Sphera 2 RS S M L
LTF/EN 認証 C
テイクオフウェイト (kg) 85-95 90-105 100-118
推奨テイクオフウェイト (kg) 85-94 92-104 102-116
セル 75
翼面積実測 (m²) 21.5 23.0 25.5
翼面積投影 (m²) 18.5 19.8 21.9
スパン実測 (m) 12.1 12.5 13.2
スパン投影 (m) 9.8 10.2 10.7
最大コード(m) 2.2 2.3 2.4
アスペクト比実測 6.9
アスペクト比投影 5.2
機体重量 (kg) 4.8 5.1 5.5
定価 ¥1,244,100
本体価格 ¥1,131,000

セット内容:スフィラRS機体本体、コンプレッションバッグ、ユーザーマニュアル

PUSH YOUR LIMIT

どこまでも飛べ!そして、さらにその先へ

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