ミウラRS LTF/EN-A/B – ふたつのクラスをひとつのグライダーで!
スイングは「最高のパラグライダーとは…」という命題に取り組み、ミウラRS を開発し仕上げました。これからトレーニングを重ね、安全にフライト経験を積み上げ、パイロットとして成⾧していきたいビギナーと、サーマルフライトにおいてフライト性能と安全性を高いレベルで併せ持つグライダーを求める経験豊富なレジャーパイロットにもミウラRS は最高のパラグライダーです。
ミウラRS は本質的にBクラスの48セルによるエレガントなシェープを備えるパラグライダーですが、わずかなステップでA クラスのパラグライダーに必要に応じ変容することができます。安全性も含め、どのクラスのパラグライダーでフライトしたいかをご自身で選ぶことができ、同時に性能と可能性を高く大きくすることもできるのです。
ミウラRS の開発で直面した課題は、ビギナーがサーマルフライトやXC フライトを楽しみながら経験していくために高い安全性を備えるパラグライダーとすることでした。さらに、インターメディエートクラス(中級機)としてのフライト中の操作性・快適性、そして十分に高い性能も備えなければなりません。最初のプロトタイプのテストから、すでにミウラRS は今までのインターメディエートクラス(中級クラス)以上のものでした。性能とコントロール性はB クラスそのものでありながら、スピードリミッターを搭載することでアクセルシステムは適度なものとなり、安全性の面で、その挙動はA クラスグライダーの穏やかな特性となりました。そのためミウラRS はLTF/EN テストを2 回行い、2 つの認証を得ることにしました。まずビギナーのトレーニングに適した高い安全性・安定性を備えるA クラスとして、次にコントロール幅の広いアクセルシステムにより、さらに高い速度を持たせることでレジャーパイロットが楽しめるB クラスとして2 つのクラスの認証を得ました。それぞれのクラスへ変容させるためには、パイロット自身によって、わずか数秒でスピードリミッターの取り付け・取り外しだけで行えます。どちらのクラスのミウラRS を選ぶという必要はなく、2 つのクラスを同時に手にすることができるのです!
トレーニングレベルからでも、できる限り高いレベルの性能とコントロール性を備えるパラグライダーを手にしたいという意欲的なビギナーから扱うことができます。それは、Aクラスの許容性に優れた安全性・取り扱い易さを犠牲にしていないからです。ミウラRS を手にしてみると、その安心感をすぐに知ることができます。ラフなコンディションをも吸収するような優しさと、かつてないほどの優れた上昇性能を併せ持つように、最適化されたRAST システムが機能しています。そして、シンプルで失敗のないライズアップ特性により、空中にパ イロットを確実に導きます。これは、ミウラRS が未来のパイロットにとってファーストグライダーとして理想的なものであることを意味します。
B+やCクラスというより高いEN 認証からの乗り換えや、フライトする頻度が少なくなってしまったパイロットにとっても、ミウラRS はアクセスしやすく楽しめる性能を備えています。
48セルとその効率的な速度システムで、このクラスで1 歩抜き出た上昇性能と滑空性能は、たくさんのパイロットを笑顔にすることでしょう。さらに、高品質で最適化された耐久性に優れたマテリアルと、十分に高められた性能により数年に渡り楽しめることでしょう。また、ラフな気流やサーマルでも常に正確にコントロールできるように、洗練されたハンドリングを持たせています。そのうえ、コンディションが思った以上にラフになってしまったとしても、ラスト(RAST)がキャノピー内部の空気圧を最適に保つよう機能し、翼の変形・潰れを最小限にし、深刻なアクシデントを防ぎます。
ワンランク上の安全性・操作性・高性能をもたらす技術となるラスト(RAST)システムは、ミウラRS の内部構造に欠かすことなく搭載されています。ミウラRS に安定性・コントロール性をもたらし、テイクオフやフライト中にはその独特で快適なラスト(RAST)フィーリングともいえる安心感を得ることでできます。空気の移動を制御する逆止弁を備えたラスト(RAST)システムは特許を取得しています。
スパン方向へ翼前後を仕切る隔壁を設け、翼後部のバッファーセクション(核心部分)が常に高い空気圧を保つことにより、翼の大きな潰れや変形を防ぎ、深刻なアクシデントを減らします。そして翼前部はバッファーセクション(緩衝部分)となり、翼の安定性に不可欠な、小さな潰れを起こさせてラフな気流を吸収します。
アクセルシステムの動作幅を制限することで、ミウラRS をビギナーに適したA クラスのグライダーに変えることは、ほんの数ステップで行えます。トレーニングを卒業したら、リミッターを外し、B クラスレベルの高性能とすることが簡単に行えます。ボールベアリングプーリーにより幅広い操作幅も軽く踏み込め、⾧いグライディングもそよ風を感じながら軽くこなすことでしょう。
トレーリングエッジ上のバルーニング(翼内部の空気圧による膨らみ)は、パラグライダーのコントロールの重さととレスポンスに大きな影響を与えます。そこで、ミウラRS では、このバルー二ングを、トレーニングエッジにハーフリブを加え、3D シェーピングを施して、その膨らみを最小限に抑えました。さらに、ハーフリブを縫い合わせる際に翼上面にそのステッチ(縫い糸)が出ないよう内部に縫い目を隠しています。そのため、荒れた地面でのライズアップの際に、縫い糸を引っかけて糸が抜けてしまったりすることでトレーリングエッジの形が崩れてしまうというトラブルが起きません。
ハーネスへの接続時のミスを避けるために、ミウラRS の接続ループはカラー(右:みどり、左:あか)で分かるようにしています。これにより、ライザーがハーネスに正しく取り付けられているかどうかをひとめで確認できます。
トレーリングエッジ上のバルーニング(翼内部の空気圧による膨らみ)は、パラグライダーのコントロールの重さととレスポンスに大きな影響を与えます。そこで、ミウラRS では、このバルー二ングを、トレーニングエッジにハーフリブを加え、3D シェーピングを施して、その膨らみを最小限に抑えました。さらに、ハーフリブを縫い合わせる際に翼上面にそのステッチ(縫い糸)が出ないよう内部に縫い目を隠しています。そのため、荒れた地面でのライズアップの際に、縫い糸を引っかけて糸が抜けてしまったりすることでトレーリングエッジの形が崩れてしまうというトラブルが起きません。
カラーオーダーも承ります。(\37,000税別・別途)
MiuraRS / ミウラRS | XS | S | SM | ML | L | XL |
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LTF/EN認証 | A/B | |||||
テイクオフウェイト (kg) | 55 - 75 | 70 - 90 | 80 - 100 | 90 - 110 | 105 - 125 | 115 - 145 |
推奨テイクオフウェイト (kg) | 60 - 75 | 75 - 90 | 88 - 100 | 98 - 110 | 108 - 125 | |
セル数 | 48 | |||||
翼面積実測 (m²) | 22.0 | 24.4 | 26.0 | 27.5 | 30.9 | |
翼面積投影 (m²) | 19.2 | 21.4 | 22.7 | 24.0 | 37.0 | |
スパン実測 (m) | 10.6 | 11.2 | 11.6 | 11.9 | 12.6 | |
スパン投影 (m) | 8.6 | 9.1 | 9.4 | 9.7 | 10.3 | |
アスペクト比実測 | 5.15 | |||||
アスペクト比投影 | 3.9 | |||||
機体重量 (kg) | 4.3 | 4.6 | 4.8 | 5.1 | 5.5 | |
最小沈下速度 (m/s) | 1.0 | |||||
トリムスピード (km/h) | 38±1 | |||||
最高速度 (km/h) | 50(46)±1 | |||||
定価 | \597,300 | |||||
本体価格 | \543,000 |
*XL サイズは現在認証取得中です。